コンセンサス共有サービス MSGK
認識のすり合わせ。 この場においては「特に好きな描写と特に苦手な描写」についてのすり合わせであるものとする。 好きな描写はして欲しい描写、したい描写である。苦手な描写はして欲しくない描写、したくない描写である。
文脈によっては「特に好きな描写と特に苦手な描写」そのものを指すこともある。 しかし、この場では認識のすり合わせそのものを指すものとする。
「コンセンサスを単一ツールだけで行うのは無理」という前提にここでは立つ。
セッション前にコンセンサスを共有する際は、 コンセンサスのアウトラインを何らかの方法で提示し、 そのアウトラインに基づいて互いが「この項目は何?」と確認するプロセスを踏むと考える。
例えば「特に苦手な描写は子供に関するものです」という申告があった場合に、 子供の年齢とはいくつぐらいなのか、子供をプレイすることができないのか、 子供を相手にプレイすることができないのか、子供の見た目が苦手なのか、子供の言動が苦手なのか といったことを話し合う必要がある。
これらの詳細をツールで共有することは現実的なコスト内では不可能である。 また、できるとしても当人が言語化できていない場合もある。 言語化して互いの認識をすり合わせるにはコミュニケーションの機会が必要である。
卓中、相手の特に好きな描写と特に苦手な描写についてはすぐに見られるようにしておきたい。 しかし、卓中にスムーズに確認することのできる情報量ではない。
特に好きな描写と特に苦手な描写のサマリを次の形式で出力するツールを提供する。
- 単語・図で示し目が滑りにくいようにする
- トピックごとにカードの形式で示し、トピックごとに話せるようにする
- トピックの数は限定する
特に苦手な描写については可能な限り全て提示するが、特に好きな描写は数によってはオミットする。それ以外は完全にオミットする
卓の募集をかける際・応募をする際に同時に提出する。 これをもとにトピックごとにすり合わせを行う。
カードを並べた一つの画像をオンラインセッションツール上に表示しておく。 これによって、参照を容易とする。
ユーザは次の手順で入力する。
事前登録された既存のコンセンサス用ツールで取り上げられているトピックから選択、 または自由記入されたトピックをカードとして生成する。
既存のコンセンサス用ツールの情報をインポートし、そこからトピックを抽出してカードを生成する。
各トピックは次の内容を与えられて、カードとして出力される。
そのトピックが特に好きな描写(OK)なのか特に苦手な描写(NG)なのかを記載する。
これは大きく表示される。
そのトピックが誰についてのトピックなのかを記載する。大きくはないが先頭に表示される。
誰でもなのか。自分の PC の場合なのか。他の PC でもだめなのか。
NPC ならどうなのか。特に親密な特定のキャラクターのみか。それともポッとでのキャラクターでもだめなのか。
どのようなトピックなのかを記載する。ここが最も大きく、**に表示される。
ユーザはここを短く入力するほうが好ましい。パッとみてわかるべきだからだ。
ユーザは詳細な情報をここに書き込む。ただ、ここはカードの下部に小さく表示される。
本ツールのコンセプトは "互いが「この項目は何?」と確認するプロセス" の手助けであるため、
ここを多用する状況はあまりよくないと考えている。