筑波大学紫テーマのTeX beamer用オリジナルテーマです。研究集会などでご自由にお使いください。

まず、テーマをbeamer themeがあるフォルダにコピーします。 例えば、macでbrew installしたtexlive 2017を使っている場合、beamerテーマのパスは次のようになります。

/usr/local/texlive/2017/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes

このフォルダの下に、color, inner, outer, font, themeという5つのフォルダがあります。カラーテーマはcolorフォルダに、themeと画像ファイル(png, eps)はthemeフォルダの下にそれぞれコピーします。

$ sudo cp beamercolorthemeorchidUT.sty /usr/local/texlive/2017/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes/color

$ sudo cp beamercolorthemewhaleUT.sty /usr/local/texlive/2017/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes/color

$ sudo cp beamerthemeTsukubaMin.sty /usr/local/texlive/2017/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes/theme

$ sudo cp imagine_white.png /usr/local/texlive/2017/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes/theme

$ sudo cp tsukuba_logo_kanji.eps /usr/local/texlive/2017/texmf-dist/tex/latex/beamer/themes/theme

ファイルのコピーが終わったら、一回texをビルドする必要があります。ビルドのコマンドは次の通りです。

sudo mktexlsr

\usetheme{TsukubaMin}して、デフォルトで入っている他のテーマと同じように使えます。

macでは、特にパッケージをインポートしなくてもpng, eps両方使えます。しかしwindowsだと`\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}してあげないとpngが使えないかもしれません。texlive2014だと、まだwindowsではpngが使えなかったりしたんですが、最近はどうでしょうか。

もしそのような問題が発生するならば、beamerthemeTsukuba.sty ファイルの \RequirePackage[dvipdfmx]{graphicx} をコメントアウトしてください。(文頭の%を消すことを「コメントアウト」と言います)

texのオリジナルパッケージなどは、GNU General Public LicenceあるいはLaTeX Project Public Licenseの基で配布・改変することができます。

/usr/local/texlive/2017/texmf-dist/doc/latex/beamer/doc/licenses/LICENSE

にbeamerのライセンスがあります。(windowsの場合はパスが違うかもしれませんが、texmf-dist以下はほぼ同じかと思います。)

実はすでに配布中の筑波大学beamerテーマもあったりします。 http://www.im.uec.ac.jp/~stakahashi/j/beamerthemeTsukuba.html これをすでに使ってらっしゃる方も中にはいらっしゃるかもしれませんので、自分のテーマの名前には私の苗字であるMinをつけています。