Ansible Lightbulbプロジェクトは、Ansibleの教育およびコミュニケーションにおいて、効率的なツールキットおよびリファレンスを提供することを目的としています。
Lightbulbは、Linuxサーバーの自動化に特化したAnsibleのトレーニングプログラムとして、AnsibleがRed Hatファミリーに参加する前に誕生しました。
現在では、Ansibleのデモンストレーションや多種多様な非公式トレーニング(インストラクターによる指導、ハンズオン、自己学習)向けの多目的なツールキットとして生まれ変わっています。
Lightbulbは、従来のLinuxサーバーの自動化だけに留まらず、Windowsやネットワークの自動化も含めた発展的で開発者向けのトピックも扱います。
これらの目的を達成するために、本プロジェクトではLightbulbのコンテンツを実行する環境構築のためのlab provisioner toolを提供しています。
Ansible Lightbulbプロジェクトは、Ansibleの自己学習やハンズオンでのデモまで、Ansibleのプレゼンテーション向けにツールキットとベストプラクティスを提供します。
- Examples
- Workshops
- Presentation Decks
- Lab Provisioner
- Facilitator Guide
examples/
に含まれるコンテンツは、Lightbulbの中心となるものです。代表的な機能および使用例のデモンストレーションを行う完結したAnsible Playbooksです。
これらはAnsibleの動作を説明、理解する教育向けのリファレンスとして非常に優れており、明解、集中的で一貫したベストプラクティスです。
このコンテンツはAnsibleでの自動化の概要説明やデモの有用なソースとなります。いくつかの例はワークショップへのソリューションを提供します。
workshops/
に含まれるコンテンツは、Markdownドキュメントと、どのようにAnsibleでの自動化するかを学ぶハンズオンに使うことができるリソースです。
インストラクターのノートと全ワークショップのソリューションは、facilitator/solutions/
にあります。
decks/
に含まれるコンテンツはreveal.js framework を使用した、インストラクターおよびハンズオン向けのスライド集です。
Lightbulbは、個人的なラボ環境の構築のためにlab provisioner utilityを提供しています。現在はAmazon Web Services (AWS)のus-east-1 と us-west-1 リージョンのみをサポートしています。
【まもなく提供予定】 自己学習用途向けにVagrantのサポートが計画中です。以前のバージョンのLightbulbに対してもレガシーなサポートは継続しますが、大規模改修が必要です。
facilitator/
には、さまざまな種類のシナリオや目的で構成された推奨ドキュメントが格納されています。
もしLightbulbをAnsibleの非公式なトレーニングなどで使用しようとしているのであれば、 このドキュメント を次に読むことを推奨します。
Ansible Wayとその哲学に基づき、Lightbulbは可能な限りシンプルでオーバーヘッドがないように開発されています。要件はLightbulbのコンテンツとフォーマットによって異なります。
- HTML5標準互換なモダンWebブラウザ
- 最新安定版のPython 2.7と、最新安定版のboto libraries
- 最新安定版のAnsible
- PuTTY や Mac OSX TerminalなどのSSHクライアント
- AWSアカウントもしくはローカルなVagrant環境
ハンズオンもしくは自己学習の際には、学習者はSSHおよびshell(BASH)の知識があり、自身のノートPCからパブリッククラウドにたいしてのSSH接続ができることが望ましいです。
デモやインストラクターによるトレーニングの際には、Linuxシステム管理、DevOps、および分散型アプリケーションアーキテクチャに対する理解が必要です。
Red Hat, the Shadowman logo, Ansible, および Ansible Tower は Red Hat, Inc. もしくは米国、およびその他の国でのトレードマークおよび登録商標です。
その他のすべてのAnsible Lightbulbのコンテンツは、 MIT Licenseに基づきます。