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rplsTOOL version 2.5

rplsTOOLはrplsファイルを編集・修正するツールです。
おまけの機能としてTSファイル中の番組情報を表示する機能も有しています。

このツールの使用は使用者の自己責任において行って下さい。
このツールの使用によってもたらされた如何なる結果にも作者は一切責任を負いません。
大事なファイルはバックアップしましょう。


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アーカイブに含まれる各ファイル

readme.txt			このファイル
rplsTOOL.exe			アプリケーション本体(Vista以降用)

forWinXPフォルダ		アプリケーション本体(XP用)
x64フォルダ			64bit版アプリケーション本体

toolsフォルダ			おまけのツール
srcフォルダ			ソースファイル


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使い方

アプリケーションアイコンをダブルクリックして実行して下さい。

ファイル参照ボタンを押してrplsファイルを選択するか、開いたウインドウ上にrplsファイルを
ドラッグ＆ドロップして読み込みます。

番組名等の内容を変更した後、保存ボタンを押すとファイルに変更内容を保存し、アプリケーションは
初期化された状態に戻ります。Shiftキーを押した状態で保存ボタンを押すと、ファイルに変更内容を
保存した後、アプリケーションはすぐ終了します。

元に戻すボタンを押すと、ファイル読み込み直後の未変更状態に戻ります。
終了ボタンを押すと、変更内容を保存せずにアプリケーションを終了します。

rplsファイルを書き込み可能な状態で開くことが出来なかった場合は、読み取り専用でrplsファイルを
開きます。その場合は保存出来ませんので、保存ボタンはグレーアウトして使えない状態になります。


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起動時のオプション指定について

アプリケーションの起動時に動作選択オプション指定をすることが可能です。

指定方法はコマンドプロンプトから以下のように指定して起動します。

例1：rplsTOOL -w [enter]
例2：rplsTOOL -w 00001.rpls [enter]

あるいはアプリケーションのショートカットを作成して、そのプロパティにある「リンク先」に-wなど
のオプションを追加して実行して下さい。

オプションスイッチ [-w][-y][-n][-q][-M]の指定は以下の通りです。

-w　　　編集した番組内容等の保存時に、文字サイズ指定(NSZ, MSZ)を含めない様にします。
　　　　編集時に英数文字等の半角文字を入力しても、レコーダ上での表示は全角表示になります。
　　　　このオプション指定時は、アプリケーションウインドウのタイトルに"*"が表示されます。

-y　　　番組情報読み込み時に、英数文字に対して文字サイズ指定(NSZ, MSZ)を反映させます。	

-n　　　強制的に非ソニーレコ製rpls編集モードで起動します

-q　　　保存ボタンを押した際、変更内容を保存した後すぐアプリケーションを終了します。
　　　　Shiftキー＋保存ボタンと同じ動作です。

-M　　　アプリケーションウインドウを最大化した状態で起動します。

オプション-wを指定すると、文字サイズ指定が省略される分データが短くなりますので、放送局名などが
データの長さ制限にかかって入力できない場合に使用して下さい。
（英数等の半角文字と、漢字等の全角文字が混在するとデータが長くなります）


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番組情報のクリップボードへのコピー

アプリケーションウインドウ上で右クリックすると、コピーメニューが表示されます。
チェックされた番組情報項目が、指定形式でクリップボードにコピー出力されます。

テキスト形式コピー
　各項目を、通常のテキスト形式で出力します。各項目は改行で区切られます。

項目名付テキスト形式コピー
　各項目を、[項目名]を含むテキスト形式で出力します。各項目は改行で区切られます。

CSV形式コピー
　各項目をCSV形式で出力します。各項目の前後は「"」で囲まれ、項目中の「"」は「"」でエスケープ
　されます。区切り文字は半角コンマ「,」です。

起動時はすべての情報項目がチェックされています。不要な項目はチェックをはずして使用します。


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アプリケーションのXP用、Vista以降用の区別について

それぞれのOSの、標準のGUIフォントで表示可能な文字の違いによるものです。追加記号・追加漢字の内の
一部はVista以降では表示可能ですが、XPでは表示できません。

このためVista以降のOSでXP用アプリケーションを使用しても支障はありませんが、逆（XPでVista以降用を
使用）を行うと追加記号・追加漢字の一部が表示できずに文字化け（"・"表示）になります。


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TSファイルの番組情報表示機能について

アプリケーションからTSファイルを開くと、ファイル内の番組情報を表示することが出来ます。
但し読込表示のみで、編集保存は出来ません。

番組情報は通常TSファイルの**付近から取得されますが、アプリケーションの起動時に、-fオプションで
取得位置を指定することが出来ます。0～99 の数値で、"-f 数値"として指定します。-f 0 がファイルの
先頭を示し、-f 99 がファイルの終端です。範囲外の指定は無視されます。-f オプションを指定しない
場合のデフォルトは-f 50 相当です。
このオプション指定はrplsファイルの編集には影響を及ぼしません。


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注意点

本ツールは主にWindowsXP, Windows7で動作を確認しています。

Version 2.0から開発環境がVisualStudio2008SP1になりました。
実行環境によっては適切なランタイムパッケージのインストールが必要になります。

本ツールは読み込んだ元ファイルを直接書き換えるアプリケーションです。
意図した結果にならなかった場合に備えて、必ずバックアップしたファイルを扱って下さい。

ソニー製レコーダで作成したrplsファイルでは、番組詳細情報、番組ジャンルを扱うことができます。
ソニー製であってもrplsファイルに番組ジャンル情報が無い場合（アナログライン入力録画）や、
互換性の無い番組ジャンル情報である場合（アナログ地上波放送録画）は、番組ジャンル表示が空欄に
なります。もしこれを書き換えたくない場合は空欄のままにしてください。番組ジャンルを指定すると、
互換性のある番組ジャンル情報に書き換えます。

ソニー製レコーダBDZ-X90では、番組タイトルや番組内容等にJIS X0201片仮名（いわゆる半角カタカナ）
を使用することが出来ますが、PS3や他社製レコーダとの互換性に問題があるようなので、半角カタカナ
の使用はお勧めしません。

パナ製レコーダで作成したrplsファイルでは、放送種別情報（BSデジタル, 地上デジタル, i.LINK等）
を扱うことが可能です。

Version 1.8まではアプリケーションがソニー製rpls用、非ソニー製rpls用に分かれていましたが、
Version 2.0からはひとつのアプリケーションで動作を切り替える仕様になりました。


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「追加記号」と「追加漢字」について

番組名や番組内容に含まれる特殊な文字（追加記号と呼ばれるもの）の内、よく使われるものについては、
本アプリケーション内では以下のリストのように扱います。

90区48点から63点までの追加記号
[HV] [SD] [P] [W] [MV] [手] [字] [双] [デ] [S] [二] [多] [解] [SS] [B]  [N]

90区66点から84点までの追加記号
[天] [交] [映] [無] [料] [鍵] [前] [後] [再] [新] [初] [終] [生] [販] [声] [吹]
[PPV] [秘] [ほか]

92区90点の追加記号
[演]

追加記号の内、Windows側に対応する文字のあるものは直接扱えます。
主に①②③のような丸囲み数字や、ⅠⅡⅢなどのローマ数字です。

これら以外の、直接文字として扱えない追加記号については、[#XX#YY]という形で扱います。XX、YYは
追加記号の区点番号です。区点番号についてはARIB STD-B24などを参照して下さい。対応するユニコード
文字があるものについてはおよそ扱えます。

一部の特別な漢字は「追加漢字」として、追加記号の85区1点から86区43点に割り当てられています。
これらは追加記号と同様の扱いになります。例えば人名等に用いられる事のある「はしごだか」や
「たちざき」などは対応する文字があるので直接扱えます。直接扱えない文字については追加記号と
同様です。


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再配布について

本ツールの再配布に制限はありませんので、自由に再配布してくださって構いません。
ただしツールの再配布によってもたらされた如何なる結果にも作者は一切責任を負いません。

ソースを改変したバージョン等を公開される場合は、作者への連絡･許可は必要ありません。


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更新履歴

Version2.5　パナ製レコーダ作成のrplsファイルでの放送種別情報表示に対応しました。

Version2.4　パナ製レコーダ作成のrplsファイルでのジャンル表示に対応しました。
　　　　　　保存時の改行コードの仕様を変更しました。

Version2.3　クリップボードへの番組情報のコピー出力機能を追加しました。
　　　　　　-yオプションを追加しました。

Version2.2　マルチセクションパケットを有するTSからの番組情報取得を改善しました。

Version2.1　アプリケーションウインドウをリサイズ可能にしました。
　　　　　　TSファイル内の番組情報表示に対応しました。

Version2.0　アプリケーションの動作仕様を変更しました。
　　　　　　-nオプションを追加しました。

Version1.8　起動時のオプション指定を付けました。

Version1.7　アプリケーションの終了方法を一部変更しました。

Version1.6　改行コードの扱いに関する不具合を修正しました。
　　　　　　番組ジャンル情報の扱いを一部変更しました。

Version1.5　追加漢字を変換できない不具合を修正しました。

Version1.4　読み取り専用ファイルも開けるように変更しました。
　　　　　　未編集時には終了警告を出さないようにしました。

Version1.3　放送局名に半角英数を表示できるように変更しました。
　　　　　　半角カタカナを入力した際、レコーダ側で全角表示されてしまう問題を修正しました。

Version1.2　画面DPI設定変更時にウインドウ内のレイアウトが乱れる問題を修正しました。
　　　　　　アプリケーション起動時のファイル名指定読み込みに対応しました。

Version1.1　追加記号の扱いを一部変更しました。
　　　　　　ソニー製レコーダ作成のrplsファイルに対応しました。

Version1.0　最初のバージョン。