本アプリはGoogle Glassで自動的に写真を撮影し,socket通信によってサーバーに対して撮影した写真を送信するといったものとなっています. 本章では具体的なアプリ使用方法について説明します.
Google Glass起動時にアプリが自動的に立ち上がる仕様となっています. その後,写真撮影が開始され,デフォルトで設定してあるサーバーのIPアドレスとポート番号に対して自動的に写真の送信が行われます. 下の図1に示すようにボタンが赤く,撮影停止と書かれている間は,前述の処理が行われている状態となっています.したがってGoogle Glass起動後は基本的にアプリを操作する必要はありません (後述する,撮影及び写真の送信を止めたい場合や再開したい場合や,IPアドレス及びポート番号を変更したい場合は,操作する必要があります). デフォルトのIPアドレスやポート番号が間違えていた場合,後述するような状態になりますので,接続先のサーバーが合っているかの判断する際の参考にしてください.
写真撮影,そして送信する一連の動作を停止したい場合,また,再開したい場合の説明をいたします. 動作の停止を行いたい場合,図1に示すような赤く表示されているボタンを押下します. 図2に示すようにボタンが青く,撮影開始と書かれている場合,停止が成功している状態です. 動作の再開を行いたい場合ですが,図2に示すような青いボタンを押下し,図1に示すような赤いボタンとなった場合,動作の再開が成功している状態になります.
IPアドレス及びポート番号を変更したい場合についての説明をいたします. この操作を行いたい場合,Google Glassはボタンの長押しに対応していない都合上,Google Glassの画面をPCへミラーリングして後述する操作を行ってください. Google Glassの画面をPCへミラーリングする場合,Vysorというソフトウェアの仕様をおすすめします. Vysorの導入に関しまして,以下の記事をご参考にしてください.
・Vysorインストール参考サイト:https://otona-life.com/2021/04/12/60817/
IPアドレス及びポート番号を変更したい場合の設定方法ですが,画面右下のボタンを長押しすることで図3に示すような設定画面を開くことができます. この設定画面へIPアドレス及びポート番号を入力して,設定完了ボタンを押下すれば設定が完了となります(入力されている値の形式が誤っている場合,図4に示すようなメッセージが出ます). 誤って設定画面を開いてしまった場合,キャンセルボタンを押下して元の画面へ戻ってください. その後,撮影開始ボタンを押すと動作が再開されます(キャンセルボタンを押した場合も同様).
アプリの起動後,正常に写真撮影&送信が行われていない場合,図2に示すような青い撮影開始ボタンに切り変わります.
この場合,IPアドレスまたはポート番号(もしくは,その両方)が誤っている可能性がありため,1.3章を参考に設定をしてみてください.
また,設定をしたIPアドレスまたはポート番号が誤っていた場合,撮影開始ボタンを押した直後は図1のような赤い撮影終了ボタンに切り替わりますが,約3秒後(接続可能か判断するのにかかる時間)に図2のような青いボタンに切り替わります.
設定した値が誤っているかは,約3秒後のボタンの状態で確認してください.
各OSでのAndroid Studioの環境構築については,下に示す記事を参照してください.
【参考資料】
・windowsOS用:https://qiita.com/ekuzodia_jp/items/887f3fcd542227695387
・macOS用:https://qiita.com/mshinoda88/items/22111c9cc284b5d3d141
ビルドを行う際の様々な環境の設定値を記載します.この値は,Project Structure(プロジェクト構造)にて設定できます.
Compile Sdk Version:31
Source Compatibility:1.8
Target Compatibility:1.8
Target SDK Version:27
Min SDK Version:26